NY Timesに「9人のティーネージャーがクラスメイトの自殺に関して告発された(なんとも稚拙な訳・・・)」という見出しがありました。
マサチューセッツの高校で起こったこの事件。
想像するだけで胸が苦しくなります。
昨年の秋にアイルランドから引っ越してきた15歳の女の子Phobe。
かわいい普通の女の子です。
「Smart and Charming」、校長先生からの印象です。
転校してきて、年上のフットボール部の男の子と少し付き合ったのです。
これが、いじめの発端になりました。
この学校、700人もいるのですが、その学校を牛耳るMean Girlsのターゲットになってしまったのです。
テキストメッセージやFacebook上での意地悪なコメント、
学校でもひどい言葉で呼ばれていたようです。
結果として、彼女は自宅で首をつってしまったのですが、Phobeへのいじめはこれでは終わりませんでした。
彼女の死をMean Girls達はFacebook上で笑いものにしていたといいます。
このMean Girls、もちろんとてもかわいくて、スポーツをしている、とのこと。
学校でも人気があり(人徳がある、という意味ではなく権力があるという意味ですね)、
Untouchable(絶対権力)だったとBostonの新聞の記事にありました。
アメリカのいじめは日本ほど陰湿ではないというイメージがありますが、
アメリカのいじめももう日本と変わらないですね。
携帯電話やインターネット上での誹謗中傷はアメリカでもよく起こっています。
原因となる背景は日本とは違うように思いますが
(日本は集団意識の強さから、村八分にすることで権力顕示を行うことが多いように思います。それに対しアメリカは個人、もしくは限られたグループの権力顕示、他の排除がきっかけなように思います。結果としては同じなのですが、アメリカの方が「中心グループ」がよりはっきりしている印象です)
モノが溢れ、何の苦労もなく育っている子供たちにはやはり倫理観は育ちにくいのでしょうか。
キャンプをしていますと、子供たちの自立心とともに、このあたりの倫理観に大きく働きかけられているように思います。学校は、Day Campと一緒で辛いことや見たくないことがあっても決まった時間には家に帰ってほっとすることができます。
キャンプではそれができないのです。2週間という短い時間ではありますが、一緒に生活します。寝る時もごはんを食べる時も一緒、なのです。
小さなステップではありますが「自分がいやなことは人もいやなんだ」ですとか「たまには我慢しなくてはいけないこともあるんだ」ですとか、「面と向かって話せば意外と簡単に解決するんだ」ですとか、一見当たり前のことで今の時代は教えにくいことを自然に身に付けることができます。
私達が教えるわけではありません。子供たちが、私達が学ぶのです。
これが学校との大きな差ですね。
私達の仕事は安全を確保しながら子供たちに「場」を提供することだと考えています。
私達のキャンプに来てくれる子供たちがいじめられる事も、いじめる事もないように、そして見つけた時に「それはいじめだよ、よくないよ」と言える強い人達になれるよう、そして自身もそういう人間になれるよう、今年もがんばっていこう、と気持ちを新たにしました。
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