2010年3月6日土曜日

怪人二十面相


お父さん、お母さんの皆さんは小さい頃に読まれたでしょうか。
江戸川乱歩の「怪人二十面相」シリーズです。

1月に日本に帰国していた際に、
父と本屋さんに行く機会があり児童書売り場にも立ち寄りました。
そこで「なつかしい!」と二人で手に取ったのが
この少年探偵シリーズの本でした。

私が小学生だった頃、近所に「児童館」というものがあり、
そこにこのシリーズがそろっていて友達とみんなで競うように読みました。
なぜ借りて読んでいたかというと、表紙が(内容も)怖いから、です。
とても家には置いておけないけれど、ちょっと読んでみたい・・・という気持ちで読んでいたように思います。

少し調べてみると連載が始まったのは昭和11年とのこと。
なるほど、父にとっても懐かしいはずです。

私も父も内容まで詳しく覚えていたわけではないのですが
「なんだかわからないけど怖かった」というのは共通した印象で、
「あんなに怖いものを子供が読んでいいのだろうか」と話し合っていました。

もちろん今読めば大して怖いものではないのでしょうけれど。
表紙でイメージが確定してしまうのですよね。
表紙はどれも本当に暗くて不気味です。

想像力が必要以上にかきたてられてしまうのですね。

そして、以前「ぼくはおうさま」のときにも書きましたけれど、
それがとても必要なことだと思うのです。
想像して、怖くなったりどきどきしたり嬉しくなったりする、ということ。
マンガやアニメでは身につかない力です。

読み聞かせもとてもいいと思います。

強烈な印象が受け継がれている、という意味でやっぱり名著なのだと思います。
ミステリー好きなお子さんにぜひ薦められてはいかがでしょうか。

ちなみに、私はもう少し大人になってからエドガーアランポーの本を読み、
こちらは本当にホラーでものすごい後悔したのを覚えています。


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